Hibi_no_thought.

いきるためのものづくりについて考えたあれこれ

聴覚的備忘録 [旧譜編] 2017.01〜06

長いこと聞きたかったから買ったり、何となく借りてみたり。
今年から聞き始めて、当時よく聞いてた10枚。
(春先とか何聞いていたかあまり鮮明に覚えていない)

 

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年明けて割とすぐに買って、飽きもせずずっと聞いてる。
ホット・チップは、今年火がついて旧譜をほとんど耳にしたのだが、結局これに戻ってくる。
この空気感を名付けるならば『ナイト・ウェーヴ・ダンシング』って感じで!

 

  • The Naked And Famous | In Rolling Waves - 13/09/13

昨年出た3rdが店頭に無く、では旧譜から入ろうとなって買った2nd。
このあと1st→3rdと聞くことになるのだが、ロング・フェイバリットはこれ。
ポップさでいくと確実に1st〈Young Blood〉とか大好きなんですけれど、どっちかだけだと物足りなかったり。

 

  • Unknown Mortal Orchestra | Unknown Mortal Orchestra - 11/06/21

2月か3月に渋谷で観た来日公演がそれはもう良くて!
「あ、これは生涯のランキングでも上位だ」となっています。
おまけにOAでテンパレイ、ニュー・モードもクール。

 

  • Cymbals | That's Entertainment - 00/01/21

〈Love you〉ライヴ盤はずっと聞いていたのだが、数年前にリリースしたリイシュー盤を店頭でよく見かけていたので触発されたり、何より土岐さんが素敵なので!

 

4月によく聴いていた。
この春、お子さんが誕生されたそうで本当におめでたいです。

 

  • Yes | The Ladder - 99/09/20

目を丸くする、を耳に置き換えるとどういった諺を当てはめればいいのでしょうか
ここ数年でイエスの端から端までを集めているのですが、この一枚には本当に腰を抜かしました。
分かり良いジャパニーズ・ポップスの中で産声を上げたような世代の聴覚なんて、人生の先輩方からしたら大したことないんでしょうけれど、それでも70年代からのレジェンダリーの奏でた音像がこんなにも鮮明にくっきりと聴こえたことはなかったです。
音楽というものが更に好きになった、目覚めの一枚となりました。

 

テレビの中で繰り広げられるまるで他人事のようなヒット・チャートに、一見の身で暖簾をくぐる如く低姿勢でお邪魔している気分でポップ・ソングを意識的に吸収しているここ最近。
微笑まず睨みもせず、ずぶっとナイフを突き刺されているような一枚だと思います。

 

多分、これが普通と思っちゃいけないんだろうな。
ジャスト・ハロプロ世代(と思っている)だからこそ今まで知らなかった部分ばかりだと気がつきました。

 

  • 髭 | ねむらない - 15/10/07

『不協和音が全く起こってないところに見える歪み』ってめちゃくちゃ興味深い。
人の想像力がある限り、見えるものも見えないし、見えないものも視える。
自主レーベル〈Creamy Records〉の名にその何たるかがみて取れる気がしたり、彼らの《感触のしない感触》がずっとすごく好みです。

 

長らく読んでいる小説の題材から、サマー・タイムを集め続けています。
何度も聴いているのに、未だにどんな曲かわかっていないんですが・・。
(ジャズの見識が全然ないので)
よく分からないまま長いこと続けている先に、何かあるんじゃないかと無責任に思いながら続けている“趣味”です。

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聴覚的備忘録 2017.05~08

新譜ってなかなか手が伸びないんだよなあと思いながら、なんだかんだ。
8月までの購入歴です。

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  • Chmmr | Auto - 17/05/11

  • Yasei Collective | Fine Products - 17/05/24

  • DATS | Application - 17/06/07

  • Wozniak | 密林 - 17/06/07

  • Delorean | GIRO - 17/06/23

  • Rei | CRY - 17/07/05

  • Cut Copy | Airborne - 17/07/07

  • Haim | Something To Tell You - 17/07/07

  • RAC | EGO - 17/07/13

  • HAPPY | Stone Free - 17/07/14

  • Maika Loubté | Candy Haus - 17/07/19

  • □□□ | LOVE - 17/07/20

  • Foster The People | Sacred Hearts Club - 17/07/21

  • Rat Boy | Scum - 17/08/11

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本当はこの中に Everything Everything が入っているはずなのだが(リリースを心待ちにしていた!)、発売数日後の店頭には国内版しか陳列されておらず確認をとったところ輸入盤の入荷が遅延しているのではないか、ということで引き続き入荷を待っています、とても。

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聴覚的備忘録 2017.01~04

今年も折り返しに差し掛かろうとする、その手前に。
マイ・フェイバリット・ミュージック、今年1〜4月までの良番を備忘録っぽく雑記しておきます。
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  • MotherTereco | Oracle - 17/02/08

  • ELECTRIC GUEST | Plural - 17/02/17

  • Kid Wave | Everything Changes - 17/02/25

  • Maika Loubté | SKYDIVER - 17/03/01

  • FKJ | French Kiwi Juice - 17/03/03

  • DATS | Mobile - 17/03/08

  • Distal | Psychomagic - 17/03/17

  • Geotic | Abysma - 17/03/31

  • Dustin Wong & Takako Minekawa | Are Euphoria - 17/04/05

  • LORD ECHO | Harmonies - 17/04/07

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厳選して5枚程度かと思っていたのですがとめどなく10枚以上になりました。
いやはや、良い音楽の数に制約など設ける必要はないですね。

この春先までのリリースラインナップ壮観としては、さらりとした風通しの良さの中に、煮沸した腹の中の情熱が籠っているように感じます。
いや、私自身がカラッとしたニュアンスを求めているだけなのかもしれません。

湿気と陰鬱な空気をまとった前線が過ぎ去れば、いよいよ夏!

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ライターがなくても線香に火は着く

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網戸を閉めないと外から蚊がやってくる季節。
もうか、やっとか、ひとそれぞれな六月がやってきた。

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うちには風の通る窓が二箇所ある。
ベランダに面しているところの他に、非常用出口となる曇りガラスの扉窓。おそらく私用しないほうが良いのだろうけれど、このくらいの時期になると部屋の中に風を通したい。他の間取りの部屋にはないだろう特権を行使させてもらっている。

通気の心地よさと引き換えに得る存在—家中の明かりに導かれてやってくる、それが蚊。なぜかというと扉窓の方には網戸がなく(非常用なので)、うっかり閉めそびれて寝床に入ってしまった次の日の朝は、体のいたるところを刺されてしまっている。かゆい。

そんな日を幾日か経験して、ようやく蚊取り線香を買った。重い腰をあげてではないけれど、準・生活必需品であるこの季節商品を自力で買いに行くのは正直面倒(私自身が新生活を始めて間もないので、あらゆるものが不足しています)。おまけにまだ行き慣れていないドラッグ・ストアということもあり、目的の商品を見つけることにも時間を要する。他にもいくつか商品を合わせて買い、ミッションをクリアしたかのように家に戻った。帰りながら、これで虫の羽音に邪魔をされずに安眠できる!と、既に数カ所刺された肌のかゆみも引くような思いであった。

その日の晩、仕事から帰宅して気がついた。一緒に買おうと思っていたライターを買い忘れた。これでは、線香に火が付けられない。周到な用意を済ませたと思っていたが、ぬか喜びであった。もう何晩か蚊取り線香はお預けだなと、窓をしっかり閉めて就寝するような日が続いた(ライターを買うことがまた面倒)。

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先日、母親が家にやって来た。煮物やら色々こさえて来てくれて、家の収納についてやら調味料についてやら新生活にまつわる話をしばらくしていた。あれがあったほうがいいよと助言などを受けて色々買い足すために買い物に出た時、ついでにライターを買おうと思い出した。行きながら、最近夜家の中に蚊が入って来てね〜なんて話しながらライターを買い足す理由を伝えた。そして言われた。『コンロでつければいいじゃん』。・・・そっか〜そうか〜!!!

私が欲しかったのは、ライターではなかった。火だったんだ。なぜ、気がつくことができなかったのか。数日経った今でも、受けたショックを引きずっている。

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名詞や名称に考えを縛られるのをやめよう。それがどういう機能を持っているのか、細分化して見つめ直せばいいんだ。異なる名称を持っていても備わる機能は同じことだってあるんだ。“ライター”も“コンロ”も、ガスを使って火をつけるもので、携帯ができトリガーに指をかけるのか、つまみをひねってごとくの下から着火するのか、仕様とそもそもの見た目が違うだけ。今まで散々騙されまいとしてきたことに、いとも簡単に引っかかってしまった。

つくるときに考えることは、使う時のこと。何をなぜどうやって、ひとが扱うのか。そのひとは何がしたくてその商品を買い、使うのか。それはとても一言では表せない。名称に踊らされずに用途や目的を考えたり予測するちからは、すべての消費者に求められるのだ。思考を巡らせないとあらゆるものに騙されてしまう。

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欲を満たすまでの筋道を、段階に区切って考えてみる。その時にゴールを名称にしない。蚊取り線香を使うために求めていたものは、火をつける道具であり、ライターでなくても良かったということです。それに気づかせてくれるのは、ものを使うことに慣れていてその中で様々な知恵を蓄えてきた生活者—常に考えて生きなくてはいけない存在。先人や親、恩師、上司・・・と言いたいところではあるけれど、それに頼らずに生き抜く力を私は付けたい。口車に乗せられる前に。自分の足で歩いていくために。紛いのないものごとをつくり出して提供していくために。

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